字幕派 VS 吹き替え派
今週の土曜日に、ついにマッドマックス怒りのデス・ロードが地上波初放映されますね!
最近、実験と資格試験の勉強に追われてほとんど映画を見れていないのでこれは嬉しいです(劇場ほどではありませんが、テレビも迫力ありそうで楽しみ)
今回のマッドマックスは字幕版ですかね??
私は基本的に字幕派なのですが、この映画は吹き替えの方が良い気がします。
初見の人に対してはいくらなんでも画面内の情報量が多すぎるし、(初見でなくても混乱する場面多々あり)アクションの展開が速すぎるので字幕を見てたら見失います。(字幕じゃなくても見失った)
ただ、極端にセリフが少なくてわかりやすいストーリーなので字幕を見落としても全然楽しめそう笑
というか、そこがこの映画の白尾なのかもしれませんね。
私が基本的に字幕推しなのは、おそらく役者さんの演技により表現されるキャラが物語の根幹をなす作品を多く見ているからだと思います。
なので当然、セリフを言ったところに誰かの声が被ってくると役者さんの演技はほとんどわかりません。
マッドマックス怒りのデスロードは、キャラをセリフではなく表情や映像の演出で表現するスタンスですよね。
マックスが過去に目の前で救えなかった人を瞬間的に思い出したり、フュリオサ隊長はふとした瞬間に不安や恐怖を抱いているような表情を見せます。
アクションの最中にもかかわらず、自然な演出でそのキャラの心情だけでなく背景までも表現してしまうって、めちゃくちゃ秀逸な映画ですよね!!
ただ、吹き替えだと緊迫感を削がれることが多いんですよね。明らかに声が合ってないと、めちゃくちゃノイズになります。
あと、雨が降ってるのに雨の中で話している感じがしない(吹き替え音声だけが浮き上がって聞こえる)みたいな音響編集の至らなさを強調しているような映画も多いです。
そして、スタジオジブリの映画作品があまりプロの声優を起用しないように、プロの声優さんだからこそ浮き上がっていて痛々しく見える映画って多いんですよね。(声優さんご本人の責任ではありません)
リアリティラインが低い世界観なら違和感ありませんが、我々の日常と地続きの世界だと思うと、こんな極端なええ声みたいなのいるか!こんな荒野で生活してる男はもっと声さびついてるわ!みたいなノイズが出てきます。
声優さんの演技は、明らかに”お芝居”をしているようにしか見えなくて作品にぞっこんになれないんですよ。
あの時代に、確かにあんな人たちがいたかもしれない、と我々に信じさせてほしいのに。
それに対して、ジブリ作品は我々に強く信じさせる力を持っていますよね。凄いなあ・・
ただ、字幕も吹き替えもその映画の魅力を最大限発揮する方にしてほしいなと思います。
結局どっちが良い悪いとかでは無いのかも
皆さんはどっち派なのか、賛同でも批判でもぜひコメントを頂きたいです😊
そして、マッドマックス怒りのデス・ロードを見たことない人はぜひ土曜日見てください!超面白いので!!
読んでいただきありがとうございました😊
洋画好きにおすすめのYouTube動画をみつけた!
またまた、洋画好きにおすすめのASMR動画を見つけました!
特にアメコミ系に登場する俳優さん、女優さんがお好きな方はぜひ見てってください😊
W Magazineっていうチャンネルでは、人気俳優や人気女優がインタビューを答えたりしてます。
そしてなんと、あのハーレークインご本人がASMRをやってくれます!!
マーゴット・ロビーさんって表情豊かでハーレークインにめちゃくちゃ合ってますよね。
あと個人的な意見ですが、この方は日本の映画界で置き換え可能な女優さんが思いつかないです。
そして、なんとあのジェイク・ギレンホール氏も!!
こちらはスパイダーマンのミステリオご本人登場です!
ただ、この方は主演作が多いので人によって代表作とするものが違いますね
動画内ではなぜかプチプチをやっております笑
なんと、ワンダーウーマン様も!
ガル・ガドットさんって存在そのものがキラキラしてるって感じですよね。
すごくお美しいです・・
あと、なんか映画上で見てきたキャラが普通にスナック菓子とか食べてると違和感ありますね笑
こうやって見ると、洋画の俳優さんや女優さんって意外に敷居の低い方が多そうですよね!
ASMRって韓国のアイドルの方とかがよくやられていて、あんまり役者さんがやってるイメージが無かったです。
(ちなみに、kpopアイドルの方々のASMRは最高です!ぜひASMR好きの方は聞いてみてください☺)
なので、これはこれで新鮮で面白いなあ。
あと、なぜだかめちゃめちゃ融通が利きそう(特にこのお三方)
仕事で依頼されたら何でもやっちゃいそうですよね笑
そして、ぜひ日本の役者さんがやってるのも見たいなんて思いました。
みなさん、おすすめのYouTube動画があったらぜひコメントで教えていただきたいです!
よかったらコメントください😊
最後まで読んでいただきありがとうございました!
映画【その土曜日、7時58分】 感想
公開:2007年
監督:シドニー・ルメット
シドニー・ルメット監督の遺作となった犯罪映画です。
あらすじは、とある兄弟が自分たちの両親が経営する宝石店に強盗に入ろうと計画するところから始まる、とあります。
実際は、冒頭いきなり覆面をかぶった男が宝石店に押し入り店の老婆を脅しますが、返り討ちに遭ってしまう一部始終が描かれています。
あらすじを読んでからこの冒頭シーンを見ると、この覆面男が兄弟のひとりなのではないかと考えますよね。
しかし、その一部始終を車内で見ていた男が焦って車を出し、現場から逃走します。
この男性が兄弟の弟・ハンクであり、この逃走から時間を巻き戻すように強盗計画前の場面が始まります。
時系列操作が最大限に面白くなるような、引きつけられる冒頭シーンですよね。
弟・ハンクは離婚後、娘の養育費を滞納していて経済的に困窮しています。ただ、どうにかして娘を喜ばせたいという気概はあります。そして、冒頭のシーンから若干予想できるとおり隙の多い人物です。
兄・アンディは会社の重役として働いているので一見裕福そうにみえますが、会社の金を横領しているので監査までに資金繰りをしなければなりません。しかも、麻薬漬けの日々を送っています。
目的が一致した2人は犯行日に向けそれぞれ活動します。
この映画を見ると、これまで見てきた映画に登場する悪役は結構切れ者だったんだ、と変な感心をさせられます
度胸が無くて、もともと頭の悪い人が犯罪に手を染めるとこうなるんだなあ、とわかりました。(私も確実にこうなる)
ただ、最後の兄による惨劇は、”普通”だった人が堕ちてしまう感じがあって生々しく恐ろしいです。進むことも戻ることもできないあの状況で、ある意味”無敵の人”になってしまった人はサイコパスみたいな存在よりも脅威的だと感じました。
あと、一家の父親はかつて堅気ではなかったのではないか、という意見が散見されます。その説に関する伏線がいくつかあり、そう考えるのは妥当だと思います。
ただ、そうなるとこの映画が持つ普遍性が薄れてしまう気がしてなりません。
それは、私がこの映画はどこにでもいる一家が息子たちの小さな目論みから崩壊していく姿が肝だと思っているからです。
必死に育ててきたはずの子供たちに親孝行どころか裏切られ、母親に至っては結果的に殺されてしまう、この悲劇的展開がより浮かび上がってくるべきです。
そして、父がやる時はやる人だとわかっていたのなら、兄弟は父がいるはずの店に強盗することのリスクを知っていたはずです。(これは、兄弟がそれほど馬鹿で無知だということを表しているのかもしれません)
しかし、父が昔に悪さをしていたとなるとこのような見方もできます。
自身が足を洗った現在にその過去が巡り巡って、最愛の妻にかえってきてしまう、という因果応報の物語となり、これも良いですよね。
一見、単純なサスペンスに見えますが、非常に多角的な見方ができる映画だと思いました。
父親と一家に関する考察がある方はぜひコメントをいただきたいです!
読んでいただきありがとうございました!😊
【小旅行】仙台に行って来ました
8月26日から仙台に行って参りました!
3密には気を付けたつもりですので、ご容赦ください。
交通手段は新幹線に乗って行きました。
車内で食べたり飲んだりするのはやはり怖いので、駅弁は我慢しました。
仙台駅に到着後、電車で松島まで行きました。
さすが日本三景❗というだけある景色でした
本当に晴れてよかったなあ🤗
目の前でウミネコが飛んでいって楽しかったです
ただ、松島海岸駅までの道がしんどかったです😧
背中に強烈な直射日光を受けて、まるで修行僧の気分でした…
仙台駅に戻ってホテルに着きました!
今回宿泊したのは「ホテルビスタ仙台」というところです
受付の方が非常にすばやく対応してくださいました!
やっぱり部屋に着いたらすぐベッドにダイブしたくなりますよね
テレビを見てダラダラしてから、買い出しに行きました。
部屋はやや狭かったのですが、清潔で設備も整っていてめちゃくちゃ良かったです!
仙台駅から徒歩4分です。
しかも、徒歩1〜2分くらいのところにファミマとセブンイレブンがあって、非常に便利でした。
仙台に来たら「ホテルビスタ仙台」おすすめです❗
夕飯は、「牛タン焼き専門店 司」のお弁当をテイクアウトしてお部屋でたべました!
牛タンは程よい塩加減で弾力があるけど柔らかい🤤
めちゃめちゃおいしかったです。
あと、テールスープって本当においしいですよね。
食後は、エスパル仙台で買っておいた「いたがき」のフルーツロールケーキをいただきました。
果物が全種類甘くて柔らかくて最高でした!
その後もエスパルにあるスペインバル風のお店で買ったサラミで晩酌をしました。これも抜群においしかった!
(これは食べかけで、もっと量がありました)
1日目はこれで終了しました。
2日目は、9時にホテルをチェックアウトして仙台大観音を見に行きました!
全長100mです!
伊集院光さんが某ラジオで絶賛?してたとおり、町にゴジラが襲撃してきたときのサイズ感でした笑
恐ろしいなあ…
中に入って2階から上を見上げるとすごかったです
仙台駅に戻ったあと、開店と同時にエスパルのすし哲に入りました。
塩竈物語を注文しました。
全ネタおいしかったのですが、特に穴子とウニがすごかったです。
また食べたいなあ…
その後、駅でお土産を購入して帰りました。
久々の旅行だったので楽しかったです!
読んでいただきありがとうございました!
映画好きに見てほしいYouTubeチャンネルをみつけた
映画【エンド・オブ・ウォッチ】 感想
公開:2012年
監督:デヴィッド・エアー
リアルなロサンゼルス市警の仕事ぶりを描いたほぼドキュメンタリーのような映画です。
全編POVの仕様になっていて警官の気分になったような臨場感を味わえます。
そして、主人公の警官たちであるブライアンとザヴァラの絆を描いたバディムービーでもあります。
冒頭、いきなり派手なチェイスシーンから始まり車両を追い込むと突然銃撃戦が行われます。
この決着が速い銃撃戦ってリアルでいいですよね。
それから、彼らは署に戻って同僚たちと気の抜けたやりとりをしています。
ここで、警官たちも人間なんだという実感がわき愛着を持ちました。
とくに、ザヴァラさんのキャラはめちゃくちゃ良いですね。
いかついヒスパニックで、格好次第では悪の組織側でもおかしくない気がするのですが、(すみません)ふとした時の表情やブライアンとの会話シーンを見ると気のいい熱血漢だとわかります。
そして、ブライアンもちゃっかり自分たちの仕事ぶりを録画するお茶目な人物ですね。
そして意外にも、彼はザヴァラに主導されて事態に突っ込んでいくシチュエーションが多い気もします。
ブライアンの方が、ザヴァラよりもやや冷静で、正義感という意味では弱いのかもしれません。
このように、2人が組んだら最強で、この協力プレイで多くの人の命を救っていました。
そして、やはりその二人を待ち受ける現場のあまりの過酷さに辟易してしまいます。
日本の警察24時よりも緊迫感が桁外れなのは、当然ながら相手も銃を持っているからですよね。
改めて銃社会の恐ろしさを痛感しました。
ただ、序盤でザヴァラが黒人とタイマンで決着をつけようとするところは清々しいけど同時に笑いが込み上げてくる良いシーンだったなあ。
警察官が黒人に対して不当に射殺や暴行をする事件が多発した今だからこそ、特にこの場面は感慨深いですね。
そして、警察官が人一倍強い正義感を持っているというのは本当に尊いことだと思いました。
しかも、その正義感は復讐のためや愛する家族を守るためではない、ただ目の前で困っている人を助けたいという内なる衝動ですよね。
この、やや非物語的な2人の人物像が映画にリアリティをもたせ、その正義感は尊いものだと思わせます。
ブライアンとザヴァラは、アメリカ人的な価値観からするとある意味薄情な面を持っているのかもしれません。
火災現場に飛び込んで中にいる幼子を見事に救った後、その行動を妻たちに叱られます。
(この救出シーンは本当に息が詰まるような切迫感があって苦しかったです)
多くの映画では、アメリカ人は家族第一が揺るぎなく、ある意味利己的な習性をもつ人物が多いイメージがあります。
彼らは、他人の命と自分や家族の命の間には多少なりとも扱いに差をつけます。
だから、妻たちは夫たちにもっと自分の命を大切にしてほしいと感じたのだと思います。
しかし、この二人は確かに家族愛を持っていますが、それ以上に強い隣人愛と自己犠牲的な精神を持っているように見えます。
隣人愛と言ってしまいましたが、そこに宗教や人種は関係ないです。
そういう宗教的な教えに縛られていないところはむしろ日本人に近い気もします。
ある意味“異端”な二人は妻たちの願いを跳ね返して、常に自分の身を投げ打ってまで他人を救おうとするのでした。
私たちが毎日平和に過ごせているのも、誰かがこの世の正義や秩序のために毎日戦ってくれているからなのかもしれません。
そんな、名前も知らない”誰か”に強く感謝したくなるような映画です。
読んでいただきありがとうございました!
映画【ナイトクローラー】 感想とたわごと
公開:2014年
監督:ダン・ギルロイ
ロサンゼルスでひとりの青年が這い上がっていくサクセスストーリーです。
ただ、やり方がエグいのです。
この映画を見ると、いかに社会病質者はマスコミに向いているかがわかります。
主人公ルイス・ブルームはある夜事件現場に遭遇し、そこに群がるカメラマンたちを目撃します。
そこで、事故や事件の映像を間近で記録してそれで商売をしている人々がいることを知ります。彼はすぐさま盗品と警察無線受信機を交換して、この業界に飛び込みました。
ルイスは何の躊躇も無い性格なので、彼は業界で非常に速いペースで成功していきます。競合相手が踏み入れられない領域にまで突っ込んでいきます。
しかも、彼は恐るべき手段で競合相手を妨害し、その”様子”さえも商売の道具にします。
(サイコパスキャラって相手に牙をむくのが早すぎますよね。「悪の法則」のマルキナさんを思い出しました)
映像はいつもニュース番組のディレクターであるニーナに売り込みます。
最初は彼女がルイスに指図している感がありますが、そのパワーバランスはすぐに逆転していきます。終盤に至っては、ニーナは完全にルイスに圧倒されてますよね。
そして彼は多くの番組からオファーを受けるようになっていくのです。
日頃から思うのですが、自分の才能を見つけるのって難しいですよね。
おそらくルイスはこれまで、自分にはどんな才能があるのか、それをどう生かせばいいのかわからないので模索し、そのたびに失敗していたのだと思います。
作中では彼の過去は語られていませんが、一度底辺まで落ちて前科がある可能性もあると思います。そんな中、彼は自分の才能に気づき天職を見つけました。
ただ、サイコパス的な傾向の強い人は社会的に成功しやすい、というのもよく聞きますよね。
この映画はある意味サイコパスの良い側面(社会的成功)と悪い側面のどちらも描いていて、しかもその二つの側面が重なっているのがとても新しいと思いました。
そして超個人的な感想なのですが、私はルイスの様子を見てるとこの人を思い出します
この方は岡田栄悟氏といって、2014年に業務上横領の容疑で逮捕されています。岡田氏が代表を務めていたNPО団体は、東日本大震災で被災した岩手県山田町から多くの事業を委託されていましたが、彼はその巨額な復興予算を私的に食いつぶしてしまったようなのです。(本当の火事場泥棒でした)
問い詰められたら自己正当化で反撃したり、一切申し訳なさが伝わらないところ。あと、絶対に誰かの指示の下では動きたくないという断固とした部分が本当にルイスに似てると思いました。
動画の②だったかもしれませんが、岡田氏は高校生のころ川で溺れていた子供を助けて表彰されたと語られています。
それ自体はもちろん讃えられるべき行為ですし、岡田氏はこの出来事がきっかけで自身の”才能”に気付き水難救助の世界に飛び込んだとされます。
ただ、悪行が明るみに出てからとなると岡田氏にとって人命救助は自分の承認欲求を満たしてくれるいい道具だったのかもしれません。
そしてルイスも、人に勝つという成功体験を味わせてくれるうえ、大金を手にできるこの仕事は自分の欲望を叶えてくれる存在でしたね。
しかもルイスはその悪行をこちら側に間近に見せつけているので、より彼の魂胆が伝わってきます。
ただ、最後にルイスは自身のことを人の破滅の瞬間に顔を出す男だと称します。
この言葉から、マスコミやジャーナリストの本質みたいなものを性悪的に捉えていて、自分やこの業界のことをかなり客観視していると思いました。
彼は自分の仕事に罪悪感を持っていないと考えられますが、ルイスという人物の奥深さが見えて恐ろしかったです。
ルイスは大成功を遂げてこの物語は幕を閉じますが、彼の人生がこの安泰のまま続く気は全くしません。それは、己の欲深さゆえ転落してしまった岡田氏を見ると特にそう感じます。
現実では会いたくないですが、映画で見る分にはサイコパスは興味深くて面白い存在ですよね!
主演のジェイク・ギレンホールの役作り含めて恐ろしい映画でした。
本当におもしろかったなあ😊
読んでいただきありがとうございました!!